2006年07月31日

バックアップオフィスについて(4)

単独災害対策のためのバックアップオフィスは、大きく分けると以下の2つの種類があると思います。
 ・専用型
 ・共用型
専用型、共用型それぞれについて簡単に以下に説明します。

専用型というのは、例えば本番サイトの近隣にオフィスを1部屋賃貸し、そこに常時サーバやパソコン、机・椅子などのオフィスを構築するのに必要な機器類・什器備品類を設置しておくようなものを言います。もちろん、SIerが提供する専用型バックアップオフィスサービスや、システムのバックアップセンターに作業スペースを拡張し、そこで業務をすることが可能になっているものも含まれるでしょう。全てに共通していることは、
 ・本番サイトの近隣に設置
 ・常時オフィス機器類、什器備品類を設置
というところだと思います。
メリット・デメリットを以下に記載します。
<メリット>
 ・常にパソコン等はソフトウェアの更新を行うことが可能
 ・オフィス機器類等様々なものをを持ち込むことが可能
 ・バックアップサーバについては、通信回線経由で常時本番システムとのミラーリングが可能
 ・普段使い慣れている機器類を持ち込んでおくことが可能
<デメリット>
 ・オフィスを常時2つ用意しておくことになるので高額である
 ・専用型とは言え、SIerが提供するシステムのバックアップセンターでもない限り耐震性は低いため、本番サイトと同時被災する可能性が高い
 ・SIerが提供するオフィスでも、地震による地盤沈下などにより本番サイトと同時被災する可能性はありうる

次に、共用型について説明します。
まだ日本ではあまり普及しておりませんが、海外では利用客も多いサービスと聞いています。中にはオフィスだけではなく、システムまで災害時に提供してもらえるサービスもあるようです。この共用型のメリット・デメリットは以下の通りです。
<メリット>
 ・安価
 ・基本的にはパッケージ型のサービスであるため、最低限必要な機器類や什器備品類は用意されている場合が多い
<デメリット>
 ・ほとんどのサービスが利用宣言順に利用出来る契約となっているようなので、他の契約企業が同じ災害で同時に被災した場合にはバックアップオフィスを利用できない可能性がある
 ・パッケージ型のサービスである場合、必要な機器類や什器備品類が用意されていない場合があり、その際は別途購入するもしくは利用不可というケースがある。
 ・パソコン等を常時設置しておくことは出来ない場合が多いため、ソフトウェア更新作業などがしにくい場合がある

などが挙げられますでしょうか。それぞれの企業に本当に必要な要件は何かを見定めて、バックアップオフィスを検討していくことが必要になってくると思います。
posted by かおる at 12:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 事業継続 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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