まず、レベル別にまとめたいと思います。
<バックアップオフィス初期段階>
ここでは、コストが一番かからない方法で、最低限必要な機能を有し、災害時にもきちんと利用が出来るものを想定してみます。以下に必要な機能を記載します。
・本番サイトから60km以上離れたシステムバックアップセンター
・システムバックアップセンターに併設した最小限のオフィススペース
・縮退したサーバ類、ストレージ、オフィス機器類(常時稼動はさせない。定期点検のみ)、什器備品類
・通信機器、回線(必要に応じて専用線、光回線・ADSL、INS回線を選定)
・リカバリーCD、災害復旧手順書
・磁気テープの遠隔地へのデイリー保管サービス
・バイタルデータ(事業継続に最低限必要なドキュメント類)
・災害時バックアップセンターへのデータ搬送サービス
これらの機能を利用して、次のように災害時に復旧させることが可能です。
災害発生 → バックアップセンターに利用通知 → 機器類の立ち上げ → 磁気テープ・ドキュメント類保管業者にデータ搬送を指示 → バックアップ回線への切り替え → データリストア → 社員がバックアップセンターに到着し業務再開
これにより、以下のRPO、RTOを目指すことが可能です。
RPO:1日前
RTO:被災してから1日〜3日程度
この初期段階のメリット・デメリットは以下の通りです。
<メリット>
・常にシステムを立ち上げておく必要は無いので、管理費用や電気代、回線費用が非常に安価
・バックアップオフィスのために別途場所を確保する必要が無い
<デメリット>
・ネットワーク経由でデータをバックアップする仕組みではないので、RPOが最低でも1日になってしまう
・単独災害時でも、遠隔地のバックアップオフィスまで毎日通わなければならない
主なメリット・デメリットは以上です。なんといっても安く始め易いのがポイントです。ここから始めていき、将来的にはよりRPO、RTOを短縮できるものを目指すのが良いのではないでしょうか。
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