2006年09月05日

45万人情報ナイキ紛失

2006年9月1日(金)の朝日新聞朝刊で、「45万人情報ナイキ紛失」という見出しの記事がありました。以下に引用します。
「直営店の顧客約45万人分の名前、住所などの個人情報が入った記録媒体のテープを配送中に紛失したと発表した。
同社によると8月20日、同社本社から千葉県内の配送センターにあてた荷物を配送していた佐川急便の車ごと、都内の佐川急便配送センター内で盗難にあった。」

まず、佐川急便の配送センター内で配送車が盗まれる、ということに驚きました。
配送センターには、それこそ個人のお中元などのギフト商品など重要情報ではないものも多いと思いますが、中には宅配便やメール便を利用して企業間、支店間で情報のやり取りをしている場合なども多いと思われます。
企業が重要情報を宅配業者を利用してやり取りすることの背景には、一般的に配送センターには一定基準のセキュリティがかかっているという期待があるからでしょう。無関係な人間が無断で立ち入ることが出来ないようになっていると考えられているからだと思いますが、実際にこのような事件が起こってしまうとそれも疑問に思えます。

まず、配送センターに入館する際、第三者の人間が素通り出来てしまうということは、入館チェックが無いということに他なりません。
そして、第三者の人間が配達物を積んだ配送車に乗り込むことが出来たということは、配達物が積まれた状態で一定の時間無人の状態にあったということが考えられます。
さらに、その配送車を動かすことが出来たということは、鍵がさされたまま放置されていたということになります。
最後に、第三者が乗り込んだ車両がゲートを通るときにノーチェックであったということは、通常とは異なる動きをする車両に対してなんらチェック機能が働かないということだと思います。

これは、佐川急便だけに言えることでは無いと思いますので、一般的な宅配業者のサービスを活用して、企業の重要情報、個人情報の搬送を行うことは出来るだけ避けるべきでしょう。信頼の置ける業者で、且つセキュリティが高められたサービスを利用することが必須でしょう。個人情報の搬送には、委託業者の監督がきちんと行われていることが必然になります。監督をした上で、個人情報を預けることが出来るという確信を得られた場合にのみ委託することが必要になります。また、機密情報に関してもその扱いは個人情報に準ずるべきだと考えられていますので、委託先の選定は慎重に行うことが望ましいと思います。

磁気媒体テープの搬送は、企業が災害対策に利用することの多いサービスの一つだと思います。安価ですが確実な災害対策の第一歩であります。そのサービスを受けるにあたっては、紛失のリスクが出来るだけ低い業者を選定することが必須だと思います。
posted by かおる at 08:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 事業継続 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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